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2004,03,01, Monday
1.熱はどうして出るの?
発熱する原因は、ウイルスや細菌の感染です。 36~37℃前後という人の健康体温は、実はウイルスにとっても最適な温度なのです。 この為、感染症にかかると、体は自然と体温を上げ、ウイルスが住みにくい環境を作る訳です。 2.発熱した時にする事 乳幼児は、ちょっと疲れたり、環境が変わったりしただけでも何となく熱っぽくなることがあります。 また大人と比べて体温が高く、平熱が36.5~37.5℃位あるので、38℃位の熱があっても、元気で機嫌が良く、心配のないことも少なくありません。乳幼児の発熱で大切なことは、熱の高さだけでなく、全身状態をしっかり観察する事です。 1.観察 落ち着いて様子を見ます。顔色、機嫌、便はどうか、発疹は出ていないかなど。 機嫌も良く、お茶、ジュースなど普通に飲むようであれば、慌てる必要はありません。 2.安静 体が病原体と戦うのに、安静が最も有利。 イライラ、じっとしていない時は、できるだけお母さんがそばについて相手になってあげてください。 3.暖める・冷やす 手足が冷たい時は、布団の中に入れたり、湯たんぽや電気あんかを置いて暖めてあげて下さい。 逆に、手足が暖かい時は、氷枕や冷たいタオル、アイスノンなどで頭を冷やしてみます。 頭を冷やすのは、熱を下げるためではなくて、気持ちよくさせる為なので、 嫌がる時は無理に冷やさなくていいのです。 4.水分摂取 食事は、好物の物や口当たりの良いものを少しずつ与えましょう。 飲み物はしっかり与えます。発熱している時は、どんどん水分が放出され、健康な時よりも余分に水分が必要です。食事がまったく取れていなくても、水分さえ十分に取っていれば大丈夫です。 こんな時はすぐ受診! ・ぐったりと寝てばかりで起きない ・ゲーゲー吐き続ける ・口から水分も受け付けない ・顔色がとても悪い ・ゼーゼーと息苦しい、咳込んで眠れそうにない。 ・ものすごく不機嫌な状態が続く うまく小児科医にかかるコツ (1)1番気になる症状は何ですか? (2)その症状はいつからですか? あいまいな表現でなく具体的に教えて下さい。 (3)その他の気になる症状は何ですか? お子さんの様子を一番よく知っている人が連れて来て下さい。 誰かに頼むときは経過を書いたメモを渡すなどしてできるだけ多くの情報を医師に伝えて下さい。 情報が少なかったり、あいまいだったりすると診断がつきにくい場合があります。 待合室で診察前に飲食物を与えないで下さい。口の中の診察ができなくなります。 3.解熱剤の役目 解熱剤は、一時的に熱を下げ、熱によるつらさを軽くする為の薬で、病気を治す薬ではありません。 機嫌が悪く、苦しそうで食欲のない時などに使います。 体温が高くても、ケロリとして元気に見える時には必ずしも使わなくて良いのです。 坐薬or屯服? 効き目は同じです。強いて違いを言えば、坐薬の方が効果が現れるのが少し(10~20分)早く、屯服は、効き始めるのに少し時間がかかりますが、効果は長く続きます。屯服を飲ませて吐く子や、吐き気がある子には坐薬を。下痢の時や、坐薬が嫌いな子には飲み薬を。 効き目の判定 服用後1~2時間後に0.5℃以上下がっていれば効いています。 一度熱が下がっても、5~6時間すると再び熱が出てくるのが普通です。薬の効果がなくなったためなので、慌てないようにしましょう。解熱剤はあくまで一時しのぎです。解熱剤を使っても熱が全然下がらないと心配する方が多いのですが、解熱剤が効かないのではなく、体の防衛力を上げるために熱を高くする力が強いからです。特に熱の出始めに多い現象です。心配なことではありません。 坐薬・屯服を使うタイミング 手足が温かくなっていて、体が汗ばむくらいで、使用すると効果的です。手足が冷たく、お熱が上がりきっていない時に使用しても、効果が薄い時があります。決められた用法を守って使って下さい。 挿入した坐薬が出てきてしまったら? ●坐薬が溶けずに、そのままの形で出てきてしまったら、もう一度挿入しましょう。 ●溶けたものが出てきてしまったら、いくらかは吸収されています。2時間程様子をみて、熱が下がる傾向がなければ再度使用しましょう。
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